パソコン(ノートパソコンとデスクトップ)の消費電力の違いはどれくらいなのか?
1カ月パソコンを使用するとどれくらい電気代がかかるのかを計算しました。
→結果そこそこの電気代がかかります。
ノートパソコンとデスクトップパソコンの消費電力の違い
タブレットの普及により、自宅にパソコンを持たないと人も増えてきましたが、
それでもパソコンの普及率は高く、2015年あたりをピークに、2020年は
少し減少傾向になりましたが、それでも約8割の家庭にはパソコンがある
というのが現状です。
パソコンと言えば、大きく分けると、
ノート型とデスクトップ型と2種類に分かれます。
以前はノート型は処理速度が低いというイメージでしたが、
性能が良くなり、今ではデスクトップ型に負けないくらいの
スペックを持っています。
使用頻度が低い人はノート型を選択するのではないかと思います。
文頭でも言ったようにタブレットが普及し、
パソコンを使用する頻度が減少しているため、
場所を取らないノート型を購入する人が多いのではないかと思います。
ノート型とデスクトップ型のそれぞれの特徴を見てみますと、
ノート型のいい点として、場所を取らない、
持ち運びが便利といった特徴があります。
悪い点としては、モニターのサイズが小さく、
映画鑑賞などには不向きといった特徴があります。
デスクトップのいい点として、モニターが大きく、
選択しが広い、パソコンに詳しい人であれば
様々なカスタマイズがしやすく、応用範囲が広いことだと思います。
悪い点として、持ち運びができず、専用のデスクが必要といった点です。
また、意外とノート型より電気消費量が大きいという特徴があります。
今回はパソコンの消費電力についてまとめてみたいと思います。
一言で消費電力と言っても、パソコンはテレビと同じように
安定して電気を消費するかと思われがちですが、
実はパソコンの場合は使用状態によってかなり違ってきます。
というのも、パソコンはCPUという計算処理する部品が内蔵されており、
このCPUにたくさん計算をさせていると消費電力が高くなります。
なので何も処理していないパソコンとゲームなど、
大量に処理を要するものを長時間使用しているとでは大きく変わります。
上記のように、パソコンの消費電力は一定でないため、
消費電力を厳密に調べようと思えば家庭用の消費電力計などもあり、
調べることはできます。
ざっくり計算ですと、
ノート型は通常50~100W対し、
デスクトップでは100~300Wとなっています。
単純に見てもノート型に対して約2~3倍の消費電力になります。
パソコンの1カ月の電気代
次に消費電力に対して、電気料金について考えてみたいと思います。
以下、電気料金の計算参考式を記載します。
1時間当たりの消費電気量→消費電力(W) x 時間(h) = 電気量(Wh)
一般的にKWhが計算の目安なので、上記の計算式をKWhに計算しますと
Wh÷1000=KWhとなります。
最後に KWh x 1KWh単価(円) = 電気料金(円) となります。
(1KWh単価(円)の金額は地域、加入プラン、使用量によって異なりますが、
ここでは1kWh=26.48円で計算します。)
【ノートパソコン】
ノートパソコンの消費電力を100W、1日の使用時間を8時間、30日使用と考えると
100W×8h×30日÷1000=24kWh
24kWh×26.48円=635.52円:約635円
【デスクトップパソコン】
デスクトップパソコンの消費電力を300W、
1日の使用時間を8時間、30日使用と考えると
300W×8h×30日÷1000=72kWh
72kWh×26.48円=1,906.56円:約1,906円
Max計算ですので、この計算よりも低くなりますよ。
しかし、1カ月となるとそこそこの電気代になりますね!
パソコンの節約方法
パソコンの消費電力を抑えたい場合は、こまめにスリープモードを使用したり、
モニターの電源を切ったりすることで電気料金をおさえることができます。
また、これを機にご家庭の家電の消費電力を確認し、
一度ご家庭の電気料金を見直してみるのもありですよ。