空気洗浄機の電気代や節約術をご紹介します。
空気洗浄機の特徴
「花粉症」「PM2.5」「風邪(ウイルス)」「たばこの臭い」
などの対策として、必要不可欠な存在になりつつあります。
空気洗浄機は、大きく分けて、ファン式と電気式があります。
ファン式は、ファンで空気を集め、フィルターに留める方式です。
フィルターはほこりなど大きなものをろ過するものと、
ウイルスなど小さなものをろ過するものに分かれています。
このように複数のフィルターを併せ持つことで、
空気をより綺麗にしているのです。
電気式は、ほこりなどを静電気で集める方法です。
静電気で集めることで、フィルターの目詰まりが起こりにくいのが特徴です。
そのため、空気を綺麗にする効果が落ちにくいメリットがあります。
空気洗浄機を使っていると、電気代が気になることはないでしょうか。
空気清浄機の電気代はいくら?
1ヵ月(30日間)使用した際の比較を行います。
ここでは、1kWh=新電力料金目安単価27円で計算します。
空気清浄機には、「弱」「中」「強」など多数の運転モードがあります。
シャープの「KC-G40」の「弱」では、1日6時間運転で16円、
12時間運転で32円、24時間運転で64円です。
対して「中」では、6時間運転で63円、
12時間運転で126円、24時間運転で253円です。
そして「強」では、6時間運転で262円、12時間運転で525円、
24時間運転で1050円となっています。
同じ空気清浄機でも、運転時間や運転モードで
大きく差が出ることが分かりますね。
ダイキンの「スタンダードモデル(MC80S-W)」には、
「しずか」「弱」「標準」「強」「ターボ」の5段階のモードがあります。
それぞれの24時間運転の電気代を計算すると、
「しずか」が115円、「弱」が173円、「標準」が274円、
「強」が504円、「ターボ」が1462円となります。
2台で考えると、24時間運転の際、
最小モードで64円~最大モードで1462円ということが分かりました。
機種や運転時間、運転モードで電気代が異なることが分かりますね。
空気清浄機の節電方法
運転モードを合わせて使う
1ヵ月24時間運転の際、シャープの「KC-G40」では、
運転モードによって32円~1050円と1018円の差があります。
同様に、ダイキンの「スタンダードモデル(MC80S-W)」では、
運転モードで115円~1462円と1347円の差です。
運転モードによって約1000円の差が出るのです。
このことから、ほこりが立たない就寝時間は運転モードを下げて、
ほこりがたちやすい日中は標準モードにするなど、
運転モードを切り替えると節約になるでしょう。
また、外出中も運転モードを下げておくと、より節約になります。
設置場所の工夫
空気清浄機の設置場所は、出入り口付近が良いといわれています。
なぜなら、部屋に入ろうとしている浮遊物を取り除いてくれるからです。
また、出入り口はほこりが立ちやすいため、効果的といえます。
空気清浄機を設置する際は、周りに何も物を置かないようにしましょう。
近くに物があると、その物のほこりに反応してしまいます。
運転モードを自動にしている場合は、上記の通り、
電気代が大きくかかってしまうことになります。
使用時間を最小限にする
シャープの「KC-G40」の6時間運転時と、
24時間運転時の18時間の差を比較します。
「弱」では、48円の差です。
「中」では、190円の差です。
「強」では、788円も差が出ています。
運転時間を最小限にとどめることで、節約することができます。
フィルターの手入れをこまめに行う
フィルターが汚れていると、空気清浄の効果が落ちます。
すると、運転モードが自動だった場合、
運転モードが上がり、電気代がかかることに繋がります。
フィルターのメンテナンスは定期的に行いましょう。
空気清浄機の運転時間・運転モードを使い分けることで節約ができる
空気清浄機の電気代と節約方法をご紹介しました。
運転時間と運転モードをうまく使い分けて、節約しましょう。