電線管(金属管)の耐震支持方法です。
設備機器の設計用標準震度
耐震クラスS | 耐震クラスA | 耐震クラスB | |
---|---|---|---|
上層階 屋上 塔屋 |
2.0 | 1.5 | 1.0 |
中間階 | 1.5 | 1.0 | 0.6 |
地階 1階 |
1.0 | 0.6 | 0.4 |
※上層階の定義
・2~6階建ての建築物では、最上階を上層階とする。
・7~9階建ての建築物では、上層の2層を上層階とする。
・10~12階建ての建築物では、上層の3層を上層階とする。
・13階建ての建築物では、上層の4層を上層階とする。
中間階の定義
・地階、1階を除く各階で上層階に該当しない階を中間階とする。
電線管の耐震支持の適用
設置場所 | 耐震クラスA・B対応 | 耐震クラスS対応 |
---|---|---|
上層階 屋上 塔屋 |
電気配管の支持間隔 12m以内に1箇所A種 を設ける |
電気配管の支持間隔 12m以内に1箇所SA種 を設ける |
中間階 | 電気配管の支持間隔 12m以内に1箇所A種 又はB種を設ける |
電気配管の支持間隔 12m以内に1箇所A種 を設ける |
地階 1階 |
※ただし、以下のいずれかに該当する場合は上記の適用を除外する。
・φ82以下の単独金属配管の場合
・吊り長さが平均20cm以下の電気配管
・周長80cm以下の電気配管
電線管(金属管)の耐震支持方法
・S種、A種はアングルで架台を製作し、支持する。
・B種の場合は、ダクターに電線管(金属管)を乗せ、ダクタークリップで固定し、
全ネジで振れ止めを取る。