PF管を使えば間違いはありません。CD管はほとんどコンクリート埋設配管で使用します。
PF管とCD管の使い分け
PF管は自己消火性の合成樹脂可とう電線管で、
色は各メーカーによって何種類かあり、ライン入りもあります。
使用用途は、コンクリート埋設、隠ぺい配管、露出配管等、
ほぼどんな場所でも使用可能です。その分CD管よりも値段は高いです。
PF管のサイズはPFS管は14Φ~54Φ、PFD管は16Φ~28Φまであります。
CD管はオレンジ色(ライン入りもある)の合成樹脂可とう電線管で、
使用用途はコンクリート埋設のみ、自己消火性はありません。
PF管よりも外径が細く、重量も軽い
サイズは14Φ~54Φまであります。
おすすめの使い分けは、使い分けせずに全てPF管を使用する。
PF管は躯体工事でも内装工事でも使用できますので、躯体工事で余った分も内装工事の立て込みなどに使用できます。
付属品もそのまま利用できるのでPF管を推奨します。
注)電線では無く、ケーブル工事であれば、保護管となりますので、CD管でもPF管でもどちらでも使用できます。
PF管とCD管の使用用途
施工場所 | 絶縁電線 | ケーブル配線 | 小勢力・弱電流回路 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
PF管 | CD管 | PF管 | CD管 | PF管 | CD管 | |
コンクリート埋設 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
屋内(露出、いんぺい) | ○ | × | ○ | △ | ○ | △ |
屋外(雨線内、雨線外) | ○ | × | ○ | × | ○ | × |
○:使用可、 ×:使用不可
△:自己消火性のあるPF管の使用をおすすめ。
PF管とCD管の違いは何か?
PF管は自己消火性があり、CD管は自己消火性がありません。
自己消火性は、燃焼への耐性を意味する「耐燃性」の中のひとつです。
熱源が消えた後に、自ら消火する性質を意味します。
PF管は区画貫通処理にも使用できます。(フィブロック等の区画処理材が必要です)
CD管は自己消火性がないので、一度火が付くと燃え広がる恐れがあります、
屋内での使用をおすすめできません。
PF管の種類
PF管には、PFS管(単層波付管)とPFD管(複層波付管)があり、
PFD管のほうが対候性が良いが値段が上がります。屋内ならPFS管で十分です。
屋外では、PF管よりも固く、まっすぐで、軽いPFT管が施工しやすくおすすめです。