VVFケーブルは住宅や建築物の
屋内で多く使われるケーブルです。
VVFケーブルとは
正式名称を「600V ビニル絶縁ビニルシース平形ケーブル」といいます。
VVFケーブルは住宅や建築物の屋内で多く使用するケーブルです。
照明やコンセントの電源に使用されます。
外装はグレーが一般的で、平べったい形をしています。
外装を「ビニルシース」、内部の被覆を「ビニル絶縁体」、銅の部分を「導体」
と言います。
電圧が600Vまでなので、低圧電源にしか使用できません。
VVFケーブルのサイズ、太さ、許容電流
サイズ ○芯×○(mm) |
仕上げ外径 (mm) |
許容電流 (A) |
---|---|---|
2×1.6 | 6.2×9.4 | 18 |
2×2.0 | 6.6×10.5 | 23 |
2×2.6 | 7.6×12.5 | 32 |
3×1.6 | 6.2×13.0 | 15 |
3×2.0 | 6.6×14.0 | 20 |
3×2.6 | 7.6×17.0 | 27 |
4×1.6 | 6.2×16.0 | 15 |
4×2.0 | 6.6×18.0 | 20 |
サイズは
心線の太さが1.6mm,2.0mm,2.6mm
心数は2芯、3芯、4芯とあります。
太くなるにつれて、許容電流がアップします。
1.6mmは15A
2.0mmは20A
2.6mmは30A
と覚えておけば、良いでしょう。
配線する距離が長くなると、1サイズ太い電線を選びます。
30A以上の場合は、CVケーブルやVVRケーブルなどを使用します。
一般的にVVF2.0-3Cの場合、2芯を電源に使用し、1芯をアース(接地線)に使用します。
外装はグレーが多いですが、カラーエフと呼ばれる色が着いたVVFケーブルもあります。
用途によって色を使い分けたり、建物の内装に合わせてシースの色を変えたりできます。
内部のビニル絶縁体の色にも違いがあり、
VVF2.0-3Cの場合
・「赤・白・黒」:スイッチの配線などに使用
・「黒・白・緑」:100V回路のコンセントや照明回路などに使用
・「赤・黒・緑」:200V回路の照明やコンセント回路などに使用
と使い分けて、誤結線が無いようにします。
使い方、屋外での使い方
VVFケーブルは天井内ころがし配線、電線管内配線、ケーブルラック上配線
など様々な場所で使うことができます。
屋外ではVVFケーブルを露出で使用すると紫外線による劣化が激しいので、
電線管に入れて使います。
VVFケーブルはホームセンター、アマゾン、楽天で売っている
建築現場で使用する場合は、100m1巻で購入します。
(ドラム巻きでも注文できます。500m,1000m)
住宅、家庭用で使用する場合は、ホームセンター、アマゾン、楽天で購入できます。
ホームセンターなら、1m単位で切り売りで購入できます。
アマゾンは5mから購入できます。
価格はVVF2.0-3Cが1mで150円〜200円です。
価格はVVF1.6-3Cが1mで150円〜200円です。