がいし引き工事とは

がいし引き工事とは、施工方法です。




がいし引き工事とは

がいし(碍子)とは、造営材(構造材)との間隔や電線相互の間隔を
一定に保ち、絶縁電線を支持する絶縁材です。

建物の引込み線の部分、例えば住宅の低圧引込み点にアイボルトを
取付、平形がいしを引っ掛けて引込み用ビニル絶縁電線(DV用)
を支持したり、送電線の支持具などに使用されます。
多くは磁器製でガラス製のものもあります。

がいし引き工事とは、造営材に配線路に沿ってがいしを取付け、
電線をがいしに固定して配線する工事のことを言います。

電線はバインド線(被覆された銅または鉄線のこと)を使って固定します。

がいし引き工事は、近年ほとんど使われていません。ケーブル配線工事
が一般的です。

私も見たことがありませんよ。

がいし引き工事施工方法

がいし引き工事は点検できない隠蔽場所は施工できません。

【電線】
・がいし引き工事に使用する電線は、絶縁電線(DV電線を除く)を使用します。

【がいし】
・がいし引き工事に使用するがいしは、絶縁性、難燃性および耐水性のあるもの
を使用します。
・がいしの種類と電線の太さの関係は

がいしの種類 使用できる
電線の太さ
(m2)
木ねじ がいしの高さ
(mm)
電線溝下端
までの高さ
(mm)
径(mm) 長さ(mm)
小ノップ 14 5.5 58 42 27
中ノップ 50 5.5 65 50 27
大ノップ 100 6.2 70 57 27
特大ノップ 250 6.2 77 65 27
特カップ(大) 22 65 43
小ピンがいし 50 65 35
中ピンがいし 100 70 35
大ピンがいし 200 80 40

・電線と造営材との最小離隔距離およびがいしの使用区分は

電線と造営材
との距離(mm)
ノップ 特カップ ピンがいし
側溝バインド
の場合
天溝バインド
の場合
25
45 × ×

【バインド線】
・バインド線は、銅または鉄の心線に被覆したものを使用する。
・バインド線と電線の太さの関係は

バインド線
の太さ(mm)
使用電線の太さ(mm2)
0.9 14以下
1.2(または0.9×2) 50以下
1.6(または1.2×2) 50超過

【施工方法】
・がいし引き配線による電線は、がいしで支持し、かつ造営材その他に
触れる恐れがある箇所では、電線をがい管または合成樹脂管に収めて
施設する。ただし、技術上やむを得ない場合は、厚さ1.0mm以上の軟質
ビニル管その他耐久性のある絶縁管をがい管または合成樹脂の代わりに
なります。

・がいし引き配線は、造営材の下面または側面に取付け、かつ下記の
表の離隔距離で施設する。ただし、技術上やむを得ない場合は、造営材
の上面に取付ることができます。

離隔距離 使用電圧300V
以下の場合
使用電圧300V
超過の場合
電線相互間の距離 6以上 6以上
電線と造営材との距離 2.5以上 4.5以上

・使用電圧が300V以下の電線を造営材に沿って取付ける場合の
電線支持点間の距離は2m以下とします。

・使用電線が300V超過の電線を造営材に取付ける場合の電線支持点間
の距離は、2m以下とし、ノップまたはこれより大形のがいしを使用し、
梁から梁に支持する等の場合は、6m以下とします。

・電線が造営材を貫通する場合に使用するがい管、合成樹脂管などの両端は、
造営材から1.5cm以上突き出します。

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