圧着工具の使い方

圧着工具は電気工事に欠かすことができない工具です。




圧着工具とは

圧着工具は、電線をつなぐ時に使用する工具です。
電線を圧着端子、スリーブに入れ圧着工具で圧着します。
圧着端子は電線の種類やつなぎ方によっていろんな種類があります。

電気工事では、盤の結線時、スイッチ結線時など結線作業で
多く使われます。

最近では、電線コネクタを使用することが増えていますが、
差し込み不良が発生することを懸念して、圧着することもあります。

電線を接続する時は圧着がやはり安心感がありますね。

圧着工具の種類

圧着工具には、リングスリーブ用(ハンドルが黄色)、圧着端子用(ハンドルが赤色または青色)
があり、スリーブ、圧着端子の種類により工具を使い分けます。

手動が一般的ですが、大きいサイズの圧着端子を圧着する場合は、油圧式のものや
電動式のものを使用します。

VVFケーブルを圧着する場合は、手動の圧着工具。CVTケーブルを使用する幹線、動力用
のケーブルを圧着する場合は、油圧か電動の圧着工具を使用します。

圧着端子の種類は、
・リングスリーブ(大・中・小)
・圧着端子(R形)(Y形)
・Pスリーブ
・Bスリーブ
・棒端子
・被覆付きスリーブ
といろんな種類があります。スリーブごとに圧着工具を選択します。

圧着工具の使い方

圧着工具の使い方は
①スリーブのサイズを選ぶ:電線のサイズと本数に応じてスリーブのサイズを選択します。

②スリーブを取り付ける:電線の心線にスリーブをかぶせます。
(リングスリーブの場合は、リングスリーブの先端より少し出るまで電線を深く差し込みます。)

③圧着工具のダイスを選ぶ:電線にかぶせたスリーブを圧着工具のダイスのサイズに合わせて
選びます。

④圧着工具のハンドルを握ってスリーブをつぶす:スリーブに圧着工具のダイスを当てて、
ハンドルを強く握ると自然と開きます。それで圧着は完成です。

⑤スリーブに圧着マークがはいったか確認する:しっかりスリーブが潰れているか確認し、
圧着工具のダイスにある圧着マークがスリーブに刻印されているか確認します。

⑥圧着した後はスリーブに絶縁処理を行う:スリーブにビニルテープを巻く、
絶縁キャップを取り付ける等を行います。

圧着工具のメーカー

圧着工具の主なメーカーは
・手動:ロブテックス、マーベル、ホーザン
・油圧:ロブテックス、泉精器製作所、DENSAN
・電動:泉精器製作所、パナソニック、カクタス

油圧式圧着工具


圧着端子のサイズが大きくなると手動では圧着できなくなります。
油圧式圧着工具なら油圧によって電線と圧着端子を接続できます。
油圧とは、重機などにも使用される仕組みで、小型のポンプを
利用して大きな圧力をかける仕組みです。
油圧式圧着工具を使用すれば、小さな力で圧着できます。

油圧式圧着工具は圧着端子をはさむ部分に取付けるダイスという
部分を交換することでいろいろなサイズの圧着端子を圧着できます。

【油圧圧着工具の使い方】
①油圧式圧着工具に圧着端子をはさみ、本体のダイヤルを「圧着」の
方向に切り替えます。

②ハンドルの可動側を上にして、ダイス部分に圧着端子を差し込み
仮止めします。

③電線の心線を圧着端子に差し込み、ハンドルを上下に動かして圧着します。

④圧着が完了すると定圧弁が作動し、作動音が変わったら、ダイヤルを
解除して電線を外して完了です。

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