ダクターチャンネルは電線管やケーブルラックを支持する金物で、電気工事で多く使用します。
ダクターチャンネルとは
ダクターチャンネルはコの字形の金物で、電線管やケーブルラックやケーブルを支持する金物です。
特徴はダクタークリップが引っかかりやすくなるローレット加工がしています。
レースウェイと似ていますがここが違うところです。
ダクターチャンネルの種類
ダクターチャンネルにはサイズがあり、支持する物の重量によって、選択します。
通常はD-1を使用します。
幅が広いケーブルラックを指示する場合は、D-2、D-3を使用します。
厚さが薄いD-20、D-15もあり、穴が開いているタイプもあります。
材質は、溶融亜鉛めっき鋼板、スーパーダイマ、溶融亜鉛めっき仕上げ、ステンレス鋼があります。
屋内では、溶融亜鉛めっき鋼板製、屋外ではスーパーダイマ製、溶融亜鉛めっき仕上げ製、ステンレス製を使用します。
【ダクターチャンネルの種類】
ダクター | 高さ(mm) | 幅(mm) | 長さ(mm) |
---|---|---|---|
D1 | 30 | 40 | 2500 |
D2 | 45 | 40 | 2500 |
D3 | 75 | 40 | 2500 |
D15 | 15 | 40 | 2500 |
D20 | 20 | 40 | 2500 |
ダクターチャンネルの施工方法
【天井から吊る場合】
全ネジボルトを天井面に打ったアンカー、インサートから吊り下げます。
ダクターチャンネルを切断し、全ネジボルトを通す穴を開け、DHUB金具とナットで固定します。
電線管を指示する場合は、ダクタークリップで固定します。
ケーブルラックを指示する場合は、ケーブルラックの指示金物を使用し、固定します。
【壁に指示する場合】
壁にアンカーやパットハンガーを取付け、ダクターチャンネルをDHUB金具とナットで固定します。
電線管を指示する場合は、ダクタークリップで固定します。
ケーブルラックを指示する場合は、ケーブルラックの指示金物を使用し、固定します。