漏電遮断器(ELCB)の施設例、選定方法

漏電遮断器(ELCB)の施設例、選定方法です。




漏電遮断器(ELCB)の原理


漏電遮断器(ELCB)の原理は、漏電遮断器内部に組み込まれた零相電流器で
零相電流を測定し、 設定値以上になるとトリップします。

漏電遮断器(ELCB)はどのような施設例

漏電遮断器の一般的な施設例

電路の対地電圧 乾燥した場所 湿気の多い場所 水気のある場所
(雨線外を含む)
150V以下
150Vを超え300V以下

○:漏電遮断器を施設すること。
-:漏電遮断器を施設しなくてもよい。

漏電遮断器は水気のある場所に設置し、感電を防止します。
漏電遮断器を設置しない場合は、漏電しても、そのまま電流は流れますので、
人体の感電、漏電による火災などが起きます。非常に危険です。

【住宅用分電盤等の主開閉器としての施設】
住宅用の分電盤(ホーム分電盤)には、主幹ブレーカーに
漏電遮断器を設置します。感度電流は30mAにすると
水周りのコンセントなどで漏電が起きても主幹ブレーカーで
遮断することができます。

漏電遮断器の選定

低圧電路に施設する漏電遮断器などは、電流動作形とし、以下のものとします。

・漏電遮断器の定格電流容量は、当該電路の負荷電流以上
の電流値を有するものを選びます。

・漏電遮断器の操作用ボタンは、引き外し自由機構とする。

【漏電遮断器の種類】

感度電流による区分 定格感度電流(mA)
高感度形 5,6,10,15,30
中感度形 50 100 200 300 500 1000
低感度形 3000 5000 10000 20000 30000
動作時間による区分 動作時間
非時延形 高速形 定格感度電流で0.1秒以内
反限時形 定格感度電流で0.3秒以内
定格感度電流の2倍の電流で0.15秒以内
定格感度電流の5倍の電流で0.04秒以内
時延形 反限時形 定格感度電流で0.5秒以内
定格感度電流の2倍の電流で0.2秒以内
定格感度電流の5倍の電流で0.15秒以内
定限時形 定格感度電流で0.1秒を超え2秒以内

【漏電遮断器の定格感度電流及び動作時間の選定】
・感電事故防止を目的として施設する漏電遮断器は、高感度高速形を選定する。
・高感度高速形の漏電遮断器を使用する場合は、電動機の始動電流などによって、
不必要に電路が遮断されることがあるので、メーカーの仕様書などを参考に選定します。
一般的には、感度電流が30mAの漏電遮断器は過電流遮断器の定格電流が100A以下
の電灯負荷回路または過電流遮断器の定格電流が50A以下の電動機負荷回路に使用します。

(例)2次側の漏電遮断器なら感度電流30mA、主幹の漏電遮断器なら100mAとする。
主幹ブレーカーに漏電遮断器を設置するのは、あまりおすすめできません。
2次側の回路で漏電が起きると主幹漏電遮断器がトリップしてしまい。
電灯回路等までにも影響がでます。

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