第1種電気工事士の実技試験を受けるには、工具が必要です。
実技試験の指定工具
第1種電気工事士の実技試験は電気工事で実際に施工する電気回路を
コンパクトに要点をまとめて試験会場で再現する試験です。
ケーブルを工具で剥き、接続し、配線器具を取り付けます。
その時に使用する工具は自分で持参します。
指定工具として使える工具は
・電工ナイフ
・ペンチ
・圧着ペンチ(ハンドルが黄色のリングスリーブ用 JIS適合品)
・プラスドライバ
・マイナスドライバ
・ウォーターポンププライヤー
・スケール(コンベックス)
の7つです。
これらが、「指定工具」と定められています。
また、第1種電気工事士の実技試験では、高圧部分でより線の被覆を
剥ぐ作業があるので、より線用ケーブルストリッパーがあると便利です。
さらに、VVFケーブルの被覆を素早く剥ぐためにVVFケーブル用
ストリッパーを用意すると良いでしょう。制限時間内に作業が完了しないと
不合格になってしまいますので、時間内に必ず作業完了をめざします。
・より線用ケーブルストリッパー
・VVFケーブル用ケーブルストリッパー
が指定工具意外に持参できる工具です。電動工具を持ち込むことはできません。
試験に望む時の工具は試験当日に初めて使うようでは合格できないと
思いませんか。
やはり使い慣れた工具で試験に望んだほうが良いでしょう。
まずは、工具セットを用意し、何回も何回も候補問題を練習することです。
練習しないと時間内に完了することが難しいのです。