施工方法 照明器具、電球

ライティングレールの取付方法、種類

ライティングレールの取付方法、種類です。

ライティングレールとは

ライティングレールとは、天井に取付けるレール状の物で、
レールにスポットライトや照明器具、配線器具を取付けることができます。

レール部のどこにでも器具を移動できるので、商品や展示物を照らす際に便利です。

主に店舗、展示室、工場の生産ライン等に使用されることが多いです。

ライティングレールの種類、サイズ、付属品

【ライティングレール】

ライティングレール本体には、100V用と100Vのアース付きがあります。

天井に埋め込んで使用したい場合は、埋込用フレームを使い、
露出タイプの本体を埋込みます。

色は白色、シルバー、黒色があり、天井の色に近い色を選ぶと良いです。



【フィードインキャップ】
ライティングレールの端末から電源ケーブルを引き込む場合に使用します。

【エンドキャップ】
端末を閉鎖する場合に使用します。

【ジョイナ】
ライティングレール相互の接続に使用します。

【ジョイナL形】
ライティングレールをL型に接続し、
電源を引き込む場合に使用します。(フィードイン端子付)

【ジョイナT形】
ライティングレールをT型に接続し、
電源を引き込む場合に使用します。(フィードイン端子付)

【埋込用フレーム】
配線ダクトを天井または壁に埋込んで取り付ける場合に使用します。

ライティングレールの取付方法

①使用電圧は、300V以下の制限があります。
照明器具を取付ける場合は、100V用で十分ですが、
工場等で使用する三相200Vの電源を取れるものや、
単相200Vを取れるものもあります。

②ライティングレールの支持間隔は2m以下に1箇所支持します。
ただし、ライティングレール1本に2箇所以上支持し
なければならないので、1mものであっても2箇所支持が必要です。
また、メーカーによって耐荷重が違ってきますので、
取扱説明書を確認してください。
ちなみにパナソニックの場合、1ピッチ支持の場合、
20kgまで機器取付可能です。

③天井面に、直に取付ける場合も、埋込んで取付ける場合も、
下地材にビスで固定します。
天井ボードのみに取付けると照明器具等が重い場合、
落下しますので必ず下地材(Mバー等)に固定します。
直天の場合はパイプ吊りハンガーを使用し、吊り下げます。

④人が容易に触れる恐れがある場所に取付ける場合は、
電源側に高感度高速形漏電遮断器を設けます。

⑤ライティングレールの外側の材質は合成樹脂を使用していますので、
暖房の吹出口等周囲温度が50℃を超える場所の近くを避けて敷設します。

⑥ライティングレールは、造営材(壁、天井等)
を貫通して敷設することはできません。
壁などがあった場合は、新たにフィードインボックス
を設けてライティングレールを設置します。

⑦ライティングレールの接続は、製造者の標準とするコネクタを
用いて機械的、かつ、電気的に接続します。

⑧ライティングダクトの切断は、バンドソーや金ノコを使用します。
ベビーサンダー等を使用すると外側の合成樹脂が溶ける恐れがあるので注意。

⑨ライティングレールに接地が必要な場合は、D種接地をとります。

ライティングレールに取付ける照明器具、スポットライト、コンセント、フック

【ライティングレール用スポットライト】
色温度、狭角、中角、広角が選べます。

【引掛けシーリング】

引掛けシーリングはシーリングライトやペンダント照明器具などを
ライティングレールに取付けるときに使用します。

取付方法はライティングレールに差し込み、
横にひねり、カチッと音がすると固定されます。

【ライティングレール用コンセント】
リーラーコンセントは伸び縮みするコンセントです。

引掛けタイプもあります


ライティングレールは1回路15Aまで(1500W)使えます。
コンセントを多く設置し、電源を取るとブレーカーが落ちますので注意してください。

取付方法はライティングレールに差し込み、横にひねり、カチッと音がすると固定されます。

【フック】
ライティングレール用フックはペンダント照明などのコードの長さ調整に使用します。

照明以外にもディスプレイやPOPなどいろいろな物を吊るすことが可能ですが、
フックには最大荷重がありますので、最大荷重以下の物を吊ってください。

取付方法はライティングレールに差し込み、横にひねるだけです。



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